テレビで「ダビンチの謎」みたいな番組やってて、すごく惹かれたので終わりまで見た。
ダビンチコードだかなんだかって言う本が発売されてたと思うんだけど、それを読みたくなった。
彼は後世に伝えたいことをああいう形で残す事ができた。それと同時に自分自身も残すことができた。
生き物はみんな死ぬ。天才も死ぬ。僕も必ず。
僕が生きるのは(今の時点では)、自分の存在を他に知らしめるためだ。
自分が自身の中だけでなく、他人の中でも生きることを望むからだ。
最も低レベルだけど、最も自然な理由だと思う。
たぶん、僕が一番大切だと思っているものは自分自身だ。口では家族とか友達とか恋人とかが大切だって言える。でもそれが本当かどうか自信を持てない。
他人の幸せを見て喜ぶよりは、自分の幸せを喜びたい。そして、そうなりたい。
しかし、同時に他を救いたいとも思う。これについては完璧な矛盾であると認める。
矛盾でありながら、自分の中では真実である。理由はわからない。
もしかしたら、他を救うことでその人に僕という存在を認めさせるためかも知れない。もしくはそうすることで「自分は善良な行いをした」と思いたいのかも知れない。
だとしたら、矛盾はしていない。
自分は偽善者であるということを証明したわけか。ばかみたいだな。