ひたすら耐えて、回復を待っている…今は衰弱によって、自分が一番に嫌う直情的人間にならずに済んでいるが、心身共に正常になったら、どうなるのかは、自分でもちょっとわからない。
単なる波であれば、やり過ごせるのかも知れない。でもこれは(恐ろしいことに)右肩上がりなのだ。
父は失敗した。どの角度から見ても、この結論にたどり着く。完全な失敗だ。その付けが何故か僕に多く回ってきている。でもこれは運命だ。子は親を選べない。

僕が誰かにアドバイスできることは、頭の“悪すぎる”人と暮らさないようにすること。邪悪な人への対処法を発見すること(これはとても難しいと思うから、専門家に任せた方が良い)

ああ、本当に僕が身を削らなくてはならない理由がわからない…

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貴族のような優雅さを備えた“鞍替え”。顔色一つも変えずに、見事なものだ。きっとその心も凍っているのだろう。
まったく、涙が止まらないな!是非とも僕にも一つご教授願いたいものだ!

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あれこれと試みた治療は、ことごとく効果が顕れなかった。僕はいま病人の心理を持ってして生きている…噂には聞いていたが、病院食というのは、こんなにも不味い物か!こんな物を食って生きているなんていう事実が信じられないな!
そう、ここは重病患者の最期の寝床。回復への唯一の道は「奴らに頼らないこと」だ!

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追記:しかし、僕もまだまだ足りないなぁ。こんな馬鹿みたいなことを思ってしまうんだから…やっぱり僕の内には二人の人物がいるのだろうか。普段の生活で、これほど苛烈な思いを抱く事ってないから。
真面目にすぎるのがいけないんだろうか…いや、そんなことは、あるはずが、無い。