James Blakeが音楽メディアで多く取り上げられている。私もアルバムを購入して聴いてみたが、音の間と低音、白人が歌うブラックミュージック、感覚的な音質の低さに新鮮味を感じた。
同時に、こういう音楽が世に広く理解されるようになり時代の進歩を感じた。あえてジャンルで括るならダブステップと言うそうだが、モダンの対極にあるアンダーグラウンドミュージックが多くの人の心を捉えたと言う事実が、既に先鋭から大衆化への一歩を示している。

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gap pressで日本人デザイナー特集を読んで、思った以上の人数の多さに驚いた。それぞれ規模は違えど、自らの主張を世に問うている姿は本当に尊敬する。ただ商売として成り立つのかどうかは疑問が残る。
ここ数シーズン、デザインに力を入れているなと思っていたトラサルディがウミット・ベナンをデザイナーに迎えたが、日本ではこういう若い才能に対するリスペクトは起こり辛い。何年経っても同じ人が同じようにヘッドを務めていたりする。
国内に限ってしまうと規模があまりに小さいのだろう。それなら国外だと明のあるデザイナーは舞台を移している。先にも述べた先鋭→大衆という流れがここにも生まれつつあるのだろう。
いつまでもコム・デ・ギャルソンヨウジヤマモトや白黒モードなんて子供の頃の毛布のような事は言っていられないのだ。

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私は未だにスーパーマーケットでアルバイトを続けながら、ファッションの仕事を探している。果たして腹のくくり方が足りないのだろうか。来月までには何とか決めたい。
私1人だけではない人生がかかっているのだ。憧れと努力と身につけた方法論だけでどうにかのし上がらなければ。