グアムに旅行に行ってきました。まず簡単な印象を挙げると、強い日差しと鮮やかな色、見るのも喋るのもほぼ日本語、屋内の冷房、アメリカ化。

特に記憶に残ったのが、色の美しさ。強い日差しによって色が強調されて、撮影で照明を当てるのと同じ効果が出ているのだと思う。
シュノーケリングで海中を眺めた時の感動は忘れられない。海の透明度、信じられない程にカラフルな魚、太陽の光の反射、目にする全てが未体験の光景だった。街を眺めていても緑が美しいし、建物や看板の色も明るく見えて、いつもと違う場所に来たと言う感覚を覚えた。

ここからは地に足のついた情報。私が今回宿泊したタモン地区での話が主です。
グアムの人のほとんどが多少は日本語を理解していて、英語がそんなに喋れなくても不自由しませんでした。看板や店のメニューなどにも日本語が使われていて、ファミリーで来ても問題無い日本向けの観光地でした。しかし、それはホテルの多いタモン地区に限った話で、グアムに住んでいる人の多い地域では公用語の英語が使われます。
日本語が多いとは言え英語を理解していないと、勘違いがあったり間違いがあった時に正す事ができないので注意が必要です。自分の主張はできれば英語で明確にする事がいいと思います。

外の暑さに比べてバスの車中や屋内の冷房は強く感じます。しかし、そうする事で気温のバランスが取れ体に負担が掛かりにくいと言う印象でした。外も内も暑かったらバテてしまいます。日本は世相的に節電で暑さを我慢していますが、屋内は涼しくした方が能率が上がって良いと思いました(別の話ですが、東京電力が引き起こした電力不足を国民が負担するのは、私はおかしいと考えます)

アメリカ領であるグアムの生活は当然アメリカナイズされています。食事処はバーガーキングフライデーズフーターズ等のチェーンが多く、ファッションはハーレイやボルコム等の西海岸のサーフカジュアルが多いです。スーパーもペイレスやKマート等の大型店舗を使うのが普通のようです。
残念だったのはグアム独自の料理と呼べるものがほぼ無い事です。ビュッフェで観光客向けに形ばかりで用意されたチャモロ料理を除いては、タイやメキシコや中華などのアメリカでよく見る料理ばかりでした。グアムでは農業や生産業がほぼ皆無なのも関係しているのかも知れません。
グアムでは真面目に仕事に取り組む方がほとんどで好感を持ちました。お金をもらう分はサービスを提供しようという姿勢が窺えました。元々コミュニケーションをきちんと取るし、観光客の対応にも慣れています。

後は、宿泊したのがグレードの高いホテルでは無かったので1匹猫がいてロビーのソファーに居たり部屋まで来たりして癒されました。ビーチで魚の他に野良犬や野良猫を見かけたり、カマキリやリザードがいたり、見たことの無い鳥が飛んでいたりして非常に興味深くもありました。

自然に触れる旅行としてはとても良い場所だと思いました。特に海は素晴らしい。不便することもありますが、違う土地に来たと割り切れば過ごしやすく気分もリフレッシュできます。また飛行機で片道3時間弱と近いのも魅力の一つです。
とにかく脳にたくさん刺激を受けた良い旅でした。彼女も楽しんでいて良かった。