風邪ひいちゃいました…しかもちょっと嫌なヤツ。まさかこの時期にかかるとはなぁ。
体が痛くて夜中に何度も起きるなんて初めてでした。あの時は死ぬかと思った(全然死ぬ可能性なんてなかったんですけどね)。
でも今は熱はひいたし、薬をもらったので痛みもないです。
ただ外に出ちゃいけないから部屋にずっとこもってるんですけど、テスト後で教科書とかを全部学校に置いてきてしまったので勉強できなくて、仕方なく本を読むことを余儀なくされてます。別にそれが不満ってワケじゃないけど(笑)
それで、その本がこれです。

平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

前に図書館でユングの講演の記録みたいな本を借りて読んだんだけど、内容が全然頭に入らなくて途中で投げ出してしまいました。
でもこれはアレに比べたらまだ読みやすい。専門用語があまり使われていないし、実例を挙げて説明しているからわかりやすいです。本国のアメリカで大ベストセラーになったことからも、その読みやすさがわかると思います。
内容の方はというと(と言ってもまだ半分ぐらいまでしか読んでませんが)、精神科医である著者が患者たちとの会話を通じて(つまり治療ですね)、人の内に潜む「邪悪性」を発見し、それに対処していくという話…合ってるのかなぁ(汗)
僕は本の内容をちゃんと理解しないで読み進める悪い癖があるので、こういう時は不安になります。
読んでいて、あぁ自分もそうなのかも知れないなと思うと同時に、確かに身近にもこのように「邪悪」な人がいることに気付きました。
僕は著者のように医者ではなので、そういう人たちを救うことができる可能性は低いと思いますが、少なくとも、この事実を知っていることで警告のようなものを発することはできるんじゃないかと思います。
僕はまだまだ不完全な人間です。この時期にこういった本を読むことができてよかったです。
まだ読み終わってませんけど。

実は、一緒に村上春樹の「若い読者のための短編小説案内」という本も借りてきました。僕はここで紹介されている本のどれも読んだことがなかったのですが、紹介する小説の読解から(当然だけど)村上春樹という人の考え方がわかります。
僕はこれまで、小説という一種のファンタジーの世界にどっぷりとつかってしまっていました。もしかしたら、それは小説の楽しみ方の一つなのかもしれない。でもそれじゃおとぎ話を読む子供と同じです。というか僕がそうだった。
僕は小説の中に小説家の個性・意志・主張などを認めなければなりません。そういったことはただ読んであー面白かったというような読み方では見落としてしまいます。
僕はもう一度、今まで読んだ本を読み直す必要がある。そして、ただ自分が選んで、読んだからという理由で置いてあるような本をどうにかするべきだ。
この本の本質は上のこととは違うところにあるんだけど、この本もやはり読むことができてよかったと思います。
まぁ〜これもまだ読み終わってないんですけどね(笑)

追記:おとぎ話を読む子供、の後に「僕はそこから抜け出して、文章の意味を汲み取らなければならない。」って書こうとしてたんだ。忘れてました。
あと面白い日記を発見しちゃって、もう顔面が痛いです。
そうだ、探偵ファイルさんによれば、例のイカリングは、300円のうちの29円しか寄付に使われないらしいですよ。みなさんそれ知ってるんでしょうかね?さらに、実行委員長的な存在の人も募金が目的だと理解してなくてもいいみたいなこと言っちゃってるし。それなら普通に売れよって感じ。
ちょっと頭にきたので言葉が乱れちゃいました。僕はこういう人たちこそ「(上の本に出てくる)虚偽の人」だと思いますね。って言うかそうなんでしょう、実際。
僕の考えは正しかった、と見ていいのでしょうか、ペックさん?