「去年の今ごろは〜」なんて言い方は、まるで時間が1年ごとに区切られているような感じがして嫌だなぁ。
これに限らず、時間的な間隔を表す言葉は何かと便利ではあるけど。
僕には「行く河の流れは絶えずして〜」の精神がしっくりきます。今この瞬間、目の前を流れて行った水はやがて海へと帰る。そこには区切りはなく、水は雲となり、雨となってまた河に返る。さらに言えば、また河へと返った水は「もとの水にあらず」なのです。
諸行無常。日本人のルーツは仏教思想であると僕は思うのです。