Dannying2006-03-05

母がコンギトスとか言うチョコボールみたいなおかしをくれました。トイザラスに売ってたそうな。ちなみスペイン産です。
これアメリカだったら発禁になるだろうなぁ。「ちび黒サンボ」も今じゃ発禁扱いらしいです…どこが差別的なのか僕にはイマイチわかりません。

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いつのことだったか忘れちゃったけど、父に殺されかける夢を見ました。
僕は必死で逃げようとするんだけどうまく走れなくて、距離がどんどん縮まっていってあと10mぐらいのところで、父が突然「考えてみたんだけどね、生きる上で子孫は意味ないと思うんだよね」と言ってきました。
一瞬、「がーん」と頭をぶたれたような感じがしたけど止まるわけにもいかず、そのまま走り続けて逃げ切ったところで目が覚めました。
この夢を覚えているのは、殺されそうになったからではなく、父が「クロイツェル・ソナタ」に出てくる妻殺しの男と同じことを言っていたからです。

なぜ人類は存続し続けなければならないのか?存続し続けることにどんな意味があるのか?
子孫を残せば自分の遺伝子は残り、そのままうまくいけば自分という個性(と呼べるのかどうか)は遺伝子レベルで永遠に生き続けられる。
しかし、そこに今の自分の意識はないし、実感もない。言ってしまえば、今現在地球上にいる人物の意識や実感は何万年か後には1つとしてなくなっている。
そうなると、“人間”という種全体のために人間は子孫を残しているということになるんじゃないでしょうか。
でもやはり、そこへきても再び「なぜ存続し続けなければならないのか?」という問いに突き当たります…うーん、ちょっと難し過ぎるなぁ。

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銀河鉄道の夜」を買いました。今になって宮沢賢治が熱心な仏教徒であったということを知りました…教科書でも採用される訳だ。
文体が“お話”っぽいためか、今読むと逆にいろいろ考えてしまいます。なかなか難しい話のような気がします。

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最近、自分が目指すべき1つの目標が、影響を与える人になることだと思うようになりました。もちろん、普通に生活しているだけでも何かしら影響を与えているはずだし、それは誰でも同じ事なのですが、もっと何か人のためになるような善い影響を与えたいと思ったのです。
そういう影響を与えることができれば、それが僕の生きる意味になるんじゃないかと思ったのです。

僕は昔から自分のことを“何かある”人間だと思っていました。周辺の出来事は僕の思うとおりになっていて、小学生くらいのころは「きっと僕の両親は実はすごい権力か何かを持っているんだ。だからみんな僕に良くしてくれるんだ」と思い込んでいました。
しかし歳を重ねるにつれそれは違うということがわかりました(第一、権力欲なんてない家ですからね)
そして、物を考えられるようになった今、考察してみると、あれは全部僕自身の“何かの力なんだ”という結論に達しました。

この“何かの力”は使い方を間違えば、物凄く恐ろしいものとなることを僕は知っています。
それは何かと言うと、他人をコントロールし悪い方向に持って行ってしまうことです。わかりやすい例で言えば、チビッコギャングの親玉のようなものに成り得るのです。
だから僕は、常に注意していなければなりません。そして、善い影響を与えられるよう努力しなくてはならないのです。
もし運命というものがあれば、このようにすることが僕の運命なのだと思います。
ちょっと疲れるけど、悪いものではない。そしてそれが僕の生きる意味になるのなら、この運命に従わない手はありません。

全く空の上の話のようだけれど、僕はこういうことを本気で考え、思い、実感しました。