今朝、ねじまき鳥が鳴くのを聞いた。彼は「ギイィ、ギイィ」と短く鳴いた。

僕は眠れず、ベッドの中で徹夜を決心して、朝を待っていた。座禅を組んで、心を落ち着かせた。静寂の中に時計の音と心臓の音だけが響いた。
時は確実に進んでいる。そして、僕はある到達点―人はそれを死と呼ぶが―へと着実に近付いている。

そんな時に、突然あの鳴き声が聞こえてきた。
彼は何のねじを回したんだろう?そして、この夢のような現実は、実は、現実のような夢なのではないか?

僕はこれから学校に行って、バンド練習をしてきます。こんな状態でうまくいくかはわからないけど…。