色んな事についての判断が、困難になっている。その一つ一つは昼間の温かな空気の中を漂っているだけなのに。
僕は焦っているのだろうか?そうかも知れない…いや、わからない。ただ、わからない。
一つが来れば、それに応え、また一つが来れば、それに応える。しかし、全体としては、空っぽだ。全く、どうしてしまったと言うんだ?
何かを考えようとしても、考えられない。思考を不当に阻害されている気がする。またちょっとおかしな日々が続く予感がする。

もう少し時間が欲しい。認識や思考の基礎部分の変革が必要だと思う。ここ何年かで急速に深化した実感がある。でも体だか精神だかが、それに追いついていない。
いや、全くそのせいなのだ。今、わかった。
しかし…それがわかっても、どうしたらいいのか見当もつかないのが問題だ。いつもこういうところで行き詰まる。

たぶん…自然だ。自然が解決してくれる。その中にすっぽりと覆われた後、気づいたら…という風になるはずだ。

一つ断っておくが、僕はハムレットではない!いや、待て…父が言うには、「今、自分が成そうとしていることは、先祖だか誰だか、とにかく過ぎ去った人の意志だ」ということらしい。
これは、父が自分を語ったところであるから、万人に共通であるとは言えない。が、僕に関して言えば、事情が違うかも知れない。
つまり、僕もハムレットだということ…しかし、執念はないはずだ。いや、何故そんなことが言える?

訳のわからないことを考えるのはもう辞めよう。

とにかく、明日は自然に耳を傾けることをしよう。太陽の温度を感じよう。鋭い空気を吸って、精神を集中させよう。決して酸欠気味の生ぬるい場所へは行かないように。
そして、自身を再構築するのだ。

僕は、生きている。その限り、それが善きものになるように努める。全ては自分のためなのだ。