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今日も調子は良くない。脳にフィルターがかかっているのとは、違う感じがする。どっちにしろ、良くはない。
あらゆる物がぼんやりとしている。文字を読む気にならないし、音楽さえピンと来ない。

僕はいま、治療法を考えている…うーん、ひたすら歩くこと、か。いいねぇ。具体的かつ肉体的だ。実際に進んでいるし(それ自体に特に意味はないけど)
頭が働かないなら、体を動かせと。うん、そうしよう。

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追記：よくよく思い出してみると、こういう時はいつも決まって、ただ歩くということをしていた。でも今日はいつもと違って、歩いている間、ほとんど何も考えなかったし、何かに感動することも無かった。
街を歩く人々は１人としてこの夕日を見ていなかった。こうやってわざわざ写真まで撮ってもピンと来なかった僕は、彼らの言わんとしていることがわかった気がした。
「今日が終わる。それだけだ。夕日はいつの時も綺麗だ。そのことは知っている」
うん、それも一理あるのかもな。