「自分が見ている世界に、普遍性があると思うなかれ。」
「ただそれを信じるのは、良い。でもあの人も同じとは限らない。」

僕は、自分の見た世界を信じている。その混沌の端っこを、ちょっと掴んで観察して、「これはこうだ」とか言うのだ。
僕一人にとっては、空ほど大きな話だけど、人間全体で言えば…宇宙だ。
空を把握するなんて簡単なことではない。言うまでもなく、宇宙のことなんて考えている暇は無い。
でもいまは、この夜空と、もう一つ、朝日に染まる空を見ている。ちょっと目が痛いけど、僕は見ていたいのだ。この新しい世界を信じたいと思うから。
ああ、この美しいグラデーション…やがて消え行くのを知りつつも…。