僕は個人的にこう思う。先にその理由を述べておけば、僕という人間にとって、それが一番無理が無く、かつ、うまくいく方法だから。

自分の足元が揺れるのを恐れてはいけない。この場所では自然の事なれば、抵抗することは無益である(絶対は無いから)。
むしろ、その振動を使って、更に前に進むことを考えるべきだ。それも自然に為さなければ、つまずいてしまうだろう。意識的にしろ、無意識的にしろ、そこで起きている事態を把握しなければ、うまくいかないだろう。

コツさえ掴めば、他人を信じ込ませる事は、そう難く無い。鋭く尖った物には、力が宿る。しかし、それを持って彼らを脅し、また、信ぜしめんとすると、いつか反乱が起きる。
(彼らの)中には、身に余る物を手に入れたと喜ぶ者もあり、また、表のみ笑顔にて内には憎さげなる顔を持つ者もあり。前者は、始めこそ良いものの、いつしか過剰に悩み、両の手を離すだろう。後者は、好機待つ、元よりの反乱者である。

注意せよ!人間は完成しない。あの眩い輝きは、全て他人へ受け渡し可能なのだ。
小さきものよ、恐れずにじっと観察するのだ。注意するのだ。

…しかし、また他方では、支配する者と、それを受けて当然の者が居るのは、自然のようにも思える。人間の能力は決して等しくない。

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古本屋で樋口一葉たけくらべを買いました。過去を踏襲した奥ゆかしい表現で、読んでいて、想像力をかき立てられます。

Joe HendersonのThe Elementsというアルバムを探しているのですが、どこに行っても見つかりません。Milestoneから出てるらしいけど…マイナーなのかなぁ。