過去を嫌悪し否定し続け前に進んでいる。
僕はいつまでも昔の僕と同人物でないし、今のまま全体のバランスをとったりする必要はない。それよりも、まず先へ進み深化しなければならない。
過去を否定するのは、方法論としてではなく、気づいたらそうなっていただけだ。

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村上春樹はスタイルだ。しかし、彼自身に対して僕は何の不満も無い。なぜならそれが彼にとってリアルであったからだ。
読者は著者の作り出す耽美な世界、バックにはジャズが流れていそうな夢物語に酔わされている。
彼らの体験は全くリアルでない借り物だ。

そういう点では、菊地成孔はとても商売がうまい。彼はとても頭がいいのだろう。

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汚い言い方をするが、見えていない人を相手にするのが一番カネを取れる方法だ。だから本当は授業料を取る学校なぞ必要ないのだ。
散々カネを毟り取られた揚句、「諦めた方がいい」と言われてしまわないためには、そういうところに近寄らないのが賢い。

しかしながら、僕がこんなことを書いたって彼ら商社は何の打撃も受けず私腹を肥やすことができる。なぜなら、これを読んでも見えない人々は依然として見えないからだ。

人生の端っこ・余剰・不要物にこそ、儲けるチャンスが多く潜んでいる。

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流れるプールでぷかぷか浮かびながら延々と流されたい気分。