何ヶ月も記録をやめていたのは、単に興味が他へ向いていたと言うだけだ。興味を持ち出すと持続するけど、何かの調子で持続が妨げられた途端、それを忘れてしまうのだ。
今こうして日記を書いているのは、過去を振り返ってみて、思い出したからだ。
日々書き記しておきたい事は生まれる(だが最近になって全てのアイディアを書き出す必要は無いと気付いた)

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私は本当の一人の暮らしを始めて、ようやく人並みに自立する一歩手前程にまで来た。
私の目的は本当の自分を見つける事ではあるが、それと生活する自分とは別に考えなくてはならない、と気付かされた。いや、生活無くしてこの目的は達成できないのだ。
自ら考えた事や学んだ事は時間をかけた割にはずっと頭の中にあって、私が生きている世の中はもちろん、私の全身にも反映されていなかった。
この事は何も特別でない。誰も意識と経験と時間を“充分”に費やさなければ、自身にも世の中にも影響は与えられない。私はこの“充分”をとにかく少なく見積もっていたのだ。
何もできないところから創めるのだ。方法は意外と少ない。だが絞られている分、余計な考えを起こす必要が無くていい。
シンプルに考える事から始まる。