人間に必須なのは「実感」だ。体には外部からの刺激を受け取るのに五つもの器官を設けている。聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚。 全ての器官をバランス良く使うのが、活動するのには効率が良いはずだ。しかし、現実は大きく偏りがある。自分を効率良く動かせば…

誰かが祝福してくれなければ誕生日は他の日と変わりは無い。同時に、当日は1日しか無いわけで何か特別のようにも思える。とにかく、新宿を歩く多くの人にとって無関係である事は確からしい。 この一日を、ありがたくも目の前に現れて祝ってくれる人と一緒に…

直感的にアンディ・ウォーホルだ!と思った。裏には1987年に亡くなっている事を雑誌で読んだ事があるのだけれど。 私はヒントを求め、彼の研究を始めた。手始めに一冊の本「The Philosophy of Andy Warhol」を読んでいる。 何年か前に、社会的な刷り込みもあ…

ヘルコビッチのシャツを手に入れた。身頃は水色のシャンブレーで、腕が灰色のカットソーになっている。ポケットの形、襟の大きさも気に入っている。 二項対立の考えがあるのか、パンツも欲しくなったのでいくつかの店を回って探してみた。欲しい形を店の人に…

生きる喜びが、かすかに感じられる。北風では、意識もしなかったのに。 陽の光に目を細めて、春だと気付いた。 新しいことを始める、出会う、体中の血液が忙しく駆け抜ける、そして、私の生まれた季節だ。 一年前も思っただろう。 火花とは違う熱を受けて、…

私はあらゆる事に批判を加えがちだ。良しとする事はごくわずかなので、一見すると心地良くは無いだろう。 しかし、印象を内に込めたままにするのは体に非常に悪い。代謝によって循環が成され、身体の正常が保たれる。 (また、そこに否定があるなら同時に肯定…

今日は仕事終わりに長袖のカットソーに絞って、セールの残り物を探して新宿を歩き回った。大手セレクトショップはどこも似通っているが、店内奥かレジの近くにある本当にセレクトされたブランドを見るのが良いと言う事がわかった。 ヘルコビッチはルビンの壺…

私はパンクなのだ。現在にノーを突き付け、ムーブメントを起こす事が自分の仕事だと思っている。 人間は常に進化・前進し続けるべきだ。しかも“自ら進む”場合のみ良い。停滞も後退も無し。 私は自分が見ている世界を外に向けて発信するべきだ。 この性質は言…

私はまだ何も始めていない。私の夢と憧れは頭の中で蒸気のように捉え様が無い…まずは今すぐにできる事から始めよう。 ごちゃっとした思考を整理する。 服をデザインするには? 身体的な課題から考えると、浮かんだ案をアウトプット(書き出すもしくは描き出す…

24日から28日にかけてニューヨークに旅行に行ってきた。飛行機とか入国審査とか海外生活とか、今までの自分に無かった経験をしたけど、それほど大きな衝撃は無かった。 飛行機に半日も乗る事や、アメリカ人の大らかさ(適当とも言う)、空の広さ、アジアンに対…

自分がどうやら大豆好きらしいと、最近気付いた。納豆は小さい頃から食べていて好きだし、今の季節は冷奴が食べたくなるし、餅にはキナコと決めている。 今日も夕飯に胡麻豆腐を買って食べた。そういえば、昨日紀文の黒胡麻キナコ味の豆乳を飲んだ。 冷静に…

ワールドカップで日本が勝ち進んでいる。今回はオランダ戦前半を彼女と友人と一緒に新宿のもうやんカレーで見て、後半を歌舞伎町のパセラのビジョンの前で路上に溢れ返りながら見たりした。 シュートを決めた本田を見て感動したし、ポジティブな気持ちになっ…

力を抜いていこう。道の先が暗くて見えなくても、ちゃんと続いているから焦らない事だ。 大成した実業家はこういう時期に設備投資をするそうな。今、私は同じように自己投資のプランを立てている。 9月に5日間の予定でニューヨークに行ってくる。将来への…

続ける事の重要性や、それだけじゃない本当に色んな事についてわかったつもりでいるのに、結果が出てこない。 おそらく現実が、具体性が、足りないんだろう。 今の私は目標も霧となりかけただ生きるために生きている。色んなお店のコーヒーを100グラムずつ買…

今年に入ってもう一ヶ月過ぎたのか…新しい事はまだ始まっていないが、計画は少しずつ進行している。 私はおぼろげながらも夢を見つけた。今回、ここで意思表明する。私の夢は、自分の服のブランドを持つ事だ。 唯一と言って良いほどに今も変わらず昔から思い…

『継続』。最大の成長法。 良いと思ったらいかなる事でも続けよう。単純な継続を積み重ね、複雑な継続も可能にする。私は本当の自分に近づくために『継続』を始める。 - 興味の切断が問題だった。興味は持続させてこそ、先へと発展する。アイディアが形にな…

何ヶ月も記録をやめていたのは、単に興味が他へ向いていたと言うだけだ。興味を持ち出すと持続するけど、何かの調子で持続が妨げられた途端、それを忘れてしまうのだ。 今こうして日記を書いているのは、過去を振り返ってみて、思い出したからだ。 日々書き…

長い長い眠りを経てやっと立ち上がる事ができたようだ。 毎朝、私の顔を照らしていた太陽は目に優しい。 そして、夢で見た通り足元には道があった! 私は進む。進む。進む。 笑みが溢れ、空に向けてこう言う。「ありがとう!」 - 行動と努力で得たものだけが…

私は依然として自分を持て余し、精神的・金銭的に不安定でいる。何より先に失った色を取り戻さなくてはならない。混沌とした無数の思想やアイディアを有効に具現化したい。数ヶ月をかけ失敗ばかりした。そこから学んだ事は、話の具体化と営業力の重要さだ。…

一人で炊事洗濯をする事がどうして誇りになろうか。世は賛嘆の声を挙げるが、私の方はちっとも嬉しくはない。むしろ悲しみに暮れている。 これは私のやるべき事ではないのだ。だからと言って金を払って他人にやってもらう事でもない。然るべき人が愛情を持っ…

私が生まれ育った町…それは都市を知った風な田舎だ。高層マンションや団地、チェーン店、中心には“郊外”侵食を進める大手スーパー。 町というのはそこに住む人々によって半ば形成される。彼らの感覚は私には解し難い。昔からそう思っていた。 同世代の人達に…

かつてビゴーが伝えたように、今も洋装をした猿が日本には生息している。彼らはしたり顔で鹿鳴館を抜け出し、街中を歩き回っている。 - 個の主張のせいで全体がうまく機能せず、何にもならない場合というのは、とても多い。全体とのバランスを取るのに特化し…

どうして世に諦めを持たなくてはならないのか。何物も変わらぬ物は無い道理は銘じているが、私は諦められない。 独りの明け方に頬には涙が伝う。この世の悲しさ、辛さ、悔しさ。 私は私の周りをこうさせた者を憎み恨む。私は情報化社会によって情熱を奪われ…

色を失い、鐘も突き、会わせる顔も無いばかりか、会いに行くことさえできなくなってしまった。なんと情けない。 世の中にどうしてこんなに情けなくて涙が出るような事が起こるのだろう。人一倍プライドのある私には耐え切れない。 同情は有難いが、より惨め…

このところ『歯車』で芥川龍之介が表したような不安がある。 何故か?どうやら社会との接点が無くなるとこうなるらしい(一応断っておくが芥川氏のそれと私のそれとは全く同一にならない) 今の私には何らの強制力も拘束力も働かない。自らそういう場所に進ん…

好き嫌いがあるのは大切なことだ。でもそういつまでも言っていられない。好き嫌いと言う二極のみの世界が通用するのは、偏った、狭いところだけだ。 単なる自己満足に過ぎない。他人にとっては何でもない。当たり前だが、自分と他人の間を通わすには言葉なり…

家族はいつ始まりいつ終わるのだろうか?これはなかなか断言し辛い。 自己を中心に据えて考えてみると、始まりは両親の婚約であり、終わりは自らが外に新たな家族を持つとき、とでも言えようか。 してみると、以下に語る家族は如何であろう?一見するところ…

孤島に独り。草木も生えない土地ならば、あるのは一面砂ばかり。 届く光は奇妙な形で、仰いで見れば、雲間から覗く太陽。 あれは確かに僕の物だ。 泳いで出ればやがては届くのか。 このまま飢えて死ぬのなら、あの光線に触れてみたいものだ。 波が手伝ってく…

過去を嫌悪し否定し続け前に進んでいる。 僕はいつまでも昔の僕と同人物でないし、今のまま全体のバランスをとったりする必要はない。それよりも、まず先へ進み深化しなければならない。 過去を否定するのは、方法論としてではなく、気づいたらそうなってい…

男女平等の幻想の果てには何があったのか?彼らは幸せになったのだろうか? 一点のみを注視して、人間として大事な他の大きなものを見過ごしている。 だから彼女(彼までも)は家族を知らず、生きる喜びを知らない。 満たされない物質の快楽からは抜け出せず、…